3つの方針

アドミッションポリシー

 建築学科は、科学技術の分野における先端的・創造的な職業能力はもとより、自然・社会・文化等に対する深い見識を育むことを目指して、学生と教員のふれあいを重視した教育を行っています。特に演習・実験・卒業研究等、研究室での少人数教育を通して、世界に通用する学問および社会の進歩を支えるものづくりに不可欠な技術の修得と、社会で活躍するための実践力や表現力を養います。

 建築学科では、次のような人を広く求めています。

  • 自然・社会・文化等に対して幅広い関心を持ち、それらの基礎力を持った人。
  • 数学・理科・芸術に興味を持ち、それらを応用する能力と自主的に学ぶ意欲を持った人。
  • 建築学とその周辺分野に対する旺盛な好奇心を持ち、真摯に問題を探求し続ける姿勢を持った人。
  • 建築学における問題解決の実践に情熱を持ち、社会に貢献しようという気概を持った人

カリキュラムポリシー

 建築学科は、地域から地球規模の環境および社会のニーズを踏まえた総合的見地から創造力豊かな建築活動を担う人材を育成することを目的として、以下の能力育成を実現するようなカリキュラムを編成します。

  • 広い視野:地域および地球的視点に立ち、文化や社会の多様性を理解する能力を育成するための教養統合科目、専門教育科目を設ける。
  • 技術者倫理:建築家あるいは建築技術者としての責任と役割を理解し、倫理的な判断能力を育成するための専門教育科目を設ける。
  • 専門的能力:建築物および地域における建築学上の問題を把握し、それらを解決するための基礎的な知識および解決するための技術を理解する能力を育成するために、下記の分野毎の能力に対応した教養統合科目・教養基盤科目・専門教育科目を設ける。
    • (基礎教育)建築学の基礎となる数学・自然科学・情報技術の基礎知識を持ち、応用できる能力
    • (計画)建築計画・都市計画・建築史に関する基礎知識を習得し、設計条件に適切に対応した建築物および都市空間の設計計画を行うために必要な能力
    • (環境設備)建築環境・都市環境に関する基礎知識を習得し、建築内外を取り巻く環境の基本原理を理解し、建築物と都市空間の快適性・健康性について考えた上で環境設備計画を行うために必要な能力
    • (構造)建築物の力学的挙動や解析手法、および各種建築材料を用いた建築構造の力学的特性に関する基礎知識を習得し、構造材料・構造形式を適切に選択して、合理的な構造計画を行うために必要な能力
    • (生産)建築材料の種類と基本的性質、および設計・施工に関する基礎知識を習得し、構造材料の適切な選択および建築施工に必要な能力
  • コミュニケーション能力:建築活動の場で適切にコミュニケーションできる能力を育成するための教養統合科目・教養基盤科目・専門教育科目を設ける。
  • デザイン能力:建築物および地域における建築学上の問題に対する解決策を検討し、その内容を設計して提案する能力を育成するための専門教育科目を設ける。

ディプロマポリシー

文化や社会の発展について、歴史的に理解し、説明できる。地球的視点に立ち、文化や社会の多様性について理解し、説明できる。【広い視野】

建築家あるいは建築技術者を対象とした技術者倫理に関する知識を持ち、説明できる。専門科目の演習を通じて、倫理的判断の態度を身につける。【技術者倫理】

建築学の基礎となる数学・自然科学・情報技術の基礎知識を持ち、応用できる。計画・環境設備・構造・生産の専門知識を持ち、データを分析し、適切に説明できる。【専門的能力】

論理的な記述能力、学習したことを発表・討論できる日本語能力を身につける。専門英語の基礎知識を持ち、英語による基本的なコミュニケーション能力を身につける。【コミュニケーション能力】

与えられた課題に対して、社会のニーズ、予想される問題を把握し、建築学的な解決策を設計できる。自発的で継続的な学習の方法と態度を身につける。設計製図などの演習を通じて、グループワークの方法と態度を身につける。【デザイン能力】